イベント報告
地区退福協寄席開催(静岡)

地区退福協寄席開催(静岡)。大いに盛り上がる!
 静岡地区退職者福祉共済会主催、静岡県労働金庫共催の「地区退福協寄席」が、10月29日(金)13:30より静岡労政会館で開催されました。会場は約80人のお客様で一杯。落語家の瀧川鯉橋(たきがわ りきょう)さん、三笑亭可女次(さんしょうていかめじ)さんの落語を楽しみました。
満席の会場
会場風景
 瀧川鯉橋さんの演題は、「ときそば」。ご存知、「ひーふーみーよーいつむーななやー、今何時だい」と、お客が蕎麦代金をごまかすお話。江戸時代、具が一つでも入っている蕎麦は、16文と定価が決まっていたそうで、この支払を巡るやりとりが笑いを誘います。
瀧川鯉橋さん
鯉橋さん
 三笑亭可女次さんの演題は、「湯屋番」。居候が追い出されて銭湯に奉公に出され、番台に座っていろいろと妄想するお話。可女次さんは地元磐田の出身とのことで、冒頭地元言葉も飛び出しました。
三笑亭可女次さん
可女次さん
可女次さんは、落語の後、「やっこさん踊り」までご披露していただく大サービス。会場も大いに盛り上がりました。
可女次さんのやっこさん踊り
やっこさん踊り

今からはじめる老い支度(静岡)第3弾「自分らしい逝き方」開催

今からはじめる老い支度(静岡)第3弾「自分らしい逝き方」開催
 ライフサポートセンターしずおかコープしずおか、静岡県労働福祉事業協会共同主催の「今からはじめる老い支度(3)、『自分らしい逝き方』」が10月26日(火)午後、静岡労政会館にて開催されました。45名の方が参加されました。
 今回の講師は、日本葬祭アカデミー教務研究室代表、二村祐輔氏です。参加された方々からは、「具体的な話を聞けてよかった」、「自分の逝き方を考えたくて参加したが、良く分った」など評価の声をいくつもいただきました。以下講演内容概略です。
講師 二村祐輔氏
二村先生
 最近「葬式はいらない」という本が出たり、「直葬」と呼ばれる、病院から遺体を火葬場に搬送し、荼毘に付す形態が増えたりしている。言葉の定義を確認しておきたい。葬式とは、「葬儀」と「告別式」を短縮したもので、それぞれが異なる意味合いを持つ。葬儀とは、「葬送の儀礼」であり、霊的な対応、遺体への対応を指し、告別式は「告別の式典」であり、社会的、対人的対応を行う式典を指す。
 あるアンケートでは、自分の葬儀を希望する人は49.3%、希望しない人は34.3%だという。
 また、現代において、人々にとっては3つの不安がある(1.葬儀の意味が不明、2.お葬式にかかる費用が不満、3.お布施や戒名のランクが理解できない)。
 日本消費者協会が平成19年発表した資料によると、お葬式にかかった費用は全国平均231万円、最も大きいのは葬儀本体の費用、続いて寺院費用、飲食接待費用となっている。寺院費用はお坊さんの読経や戒名授与に対する支払いなどであり、飲食接待費用は通夜・精進落としなどの飲食代などである。
 1976年に、日本において亡くなる方の場所に変動があった。この年に自宅で亡くなる方と病院で亡くなる方の数が逆転した。こうした事情もあって、病院で亡くなった後、遺体をどこへ連れて帰るのかが問題となった。また、この遺体搬送を葬儀社に頼むと、お葬式までその葬儀社に依頼せざるを得なくなるケースが増えてきた。
供養の変化
供養の変化
 葬儀以外の費用に大きなお金がかかっていることが知られるにつれ、消費者が疑問を持ち、かつ葬儀社が扱う葬儀と告別式がセットになったお葬式が提供されるようになったため、「葬儀」の意味や価値が相対的に喪失し、「告別式」が肥大化したのが現実。「葬儀」と「告別式」は別のもの。「葬儀」は遺体や魂に対する儀礼(納棺、火葬など実務的な手立てと読経など宗教的な儀礼)であり、大切に残したい。「告別式」は故人と遺族の社会的、人的関係を中心に行われる式典で、手法も場所も自由であり、いろいろと工夫できる(レストランで行う例もある)。
会場風景
会場風景
 お葬式(葬儀、告別式)は、通常、遺族によって行われるが、自分らしい逝き方を考えるならば、元気なうちに自分のお葬式について希望を書き残しておくのが好ましい。必ず連絡して欲しい先や、お葬式についての希望を書き残しておけば、遺族がそれを尊重してお葬式を執り行ってくれるだろう。事前に家族と話し合っておくのも良い。告別式については、故人をしのぶための花の配置や音楽による演出などを工夫するケースも実際にある。
 「エンディングノート」が各種市販されており、こうしたものを参考にするなどして、自分らしい逝きかたを考えて欲しい。

今からはじめる老い支度(沼津)第2弾「成年後見制度を理解する」実施

今からはじめる老い支度(沼津)第2弾
「成年後見制度を理解する」実施

 10月23日(土)沼津労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第2弾「成年後見制度を理解する」を開催しました。当日は33名の方が参加されました。(主催:コープしずおかライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。
 講師は、静岡会場に続き、司法書士の小林久晃氏。静岡市内で司法書士事務所を運営、(社)成年後見センター・リーガルサポート静岡支部幹事、静岡県司法書士会理事、生活保護支援ネットワーク静岡幹事等、社会的に弱い立場の側に立った活動をされています。
 
小林司法書士
小林先生
 成年後見制度とは、判断能力が不十分な方の為に権利を保護し、法律面や生活面での支援をする制度で、任意後見制度と法廷後見制度があります。前者は、将来判断能力が低下した場合に備え、判断能力が十分なうちに自らが代理人(後見人)を選び支援の内容を決め公正証書で契約をするもの、後者は、判断能力が低下した際、家庭裁判所で手続きし選任された司法書士が、判断能力の程度に応じ、後見人等となり支援するものです。
 
 講演では、この制度についての内容(任意後見と法廷後見の違い)、任意後見制度の詳細と注意点等をわかりやすく説明されました。小林先生は、実際に成年後見を受けている立場で、『司法書士は全国に19,000名、後見はボランティア的なところが多く、この仕事を受ける人は5,000名ぐらい。その為、受け皿が少なく、お願いしたくてもお願いできない』、『後見人を依頼する時は、家から近い人で成年後見制度に精通している人、リーガルサポートに入っている人』がよいと話されました。講演後の質疑応答では具体的な質問も出され、関心の高さが伺えました。
会場の様子
会場の様子
小林先生は本日の資料の最後を、『任意後見制度は自分の望む一生を最後まで完結するために、遺言は自分の死後に不要の争いを生ずることを避けるために、どちらも有効であり大切な制度。制度の趣旨を生かすためにも元気なうちに検討して下さい』と締めくくっています。
 亡くなるまでの長いお付き合いとなるので、元気なうちに本当に信頼できる人にお願いしたいものです。

成年後見制度を理解する

今からはじめる老い支度(静岡)第2弾
「成年後見制度を理解する」!実施

 10月2日(土)静岡労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第2弾「成年後見制度を理解する」を開催しました。当日は55名の方が参加されました。(主催:コープしずおか、ライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。
 講師は、昨年同様、シニアからはじめる老い支度で、成年後見制度の講師をされた司法書士の小林久晃氏。静岡市内で司法書士事務所を運営、(社)成年後見センター・リーガルサポート静岡支部幹事、静岡県司法書士会理事、生活保護支援ネットワーク静岡幹事等、社会的に弱い立場の側に立った活動をされています。
 
小林司法書士
小林司法書士
成年後見制度とは、判断能力が不十分な方の為に権利を保護し、法律面や生活面での支援をする制度で、任意後見制度と法廷後見制度があります。前者は、将来判断能力が低下した場合に備え、判断能力が十分なうちに自らが代理人(後見人)を選び支援の内容を決め公正証書で契約をするもの、後者は、判断能力が低下した際、家庭裁判所で手続きし選任された司法書士が、判断能力の程度に応じ、後見人等となり支援するものです。
 
 講演では、この制度についての内容(任意後見と法廷後見の違い)、任意後見制度の詳細と注意点等をわかりやすく説明されました。小林先生は、実際に成年後見を受けている立場で、『司法書士は全国に19,000名、後見はボランティア的なところが多く、この仕事を受ける人は5,000名ぐらい。その為、受け皿が少なく、お願いしたくてもお願いできない』、『後見人を依頼する時は、家から近い人で成年後見制度に精通している人、リーガルサポートに入っている人』がよいと話されました。講演後の質疑応答では具体的な質問も出され、関心の高さが伺えました。
会場の様子
会場風景
小林先生は本日の資料の最後を、『任意後見制度は自分の望む一生を最後まで完結するために、遺言は自分の死後に不要の争いを生ずることを避けるために、どちらも有効であり大切な制度。制度の趣旨を生かすためにも元気なうちに検討して下さい』と締めくくっています。
 亡くなるまでの長いお付き合いとなるので、元気なうちに本当に信頼できる人にお願いしたいものです。
ライフサポートセンターしずおか

インターンシップを終えて

インターンシップを終えて
                                       静岡大学人文学部法学科3年
                                       蒲生早也佳
9月27日から5日間、静岡大学からインターンシップ生としてライフサポートセンターしずおか(以下LSC)で受け入れていただき、お世話になりました。
これから就職活動を本格的に始めるにあたって、未だ漠然とした感じでしか捉えられていない「働く」ということを実際に体験したいと思い、今回のインターンシップに応募しました。LSCを選んだ理由として、生活相談という他の一般企業や公的機関とは違った業務を行っているからという単純な興味と自身がボランティアサークルに所属しており、日ごろから福祉に関心を持っていたことが挙げられます。
WAC清水、鈴木理事長と
WAC清水
5日間という短い期間でしたが、とても密度の濃い内容を経験させていただきました。簡単な内部事務作業のお手伝いをしているときは実際に社会人になったような気分になれましたし、またLSCやその関係団体である静岡県労働者福祉協議会が何を目的として、どのような活動を行っているのかについて詳しく説明していただくことで、それまで、全くと言っていいほど知らなかったそれらの組織に関して理解を深めることができました。
LSC中部事務所にて
中部事務所
アイセル21の皆さんと
アイセル21
LSCとつながりの深い各NPO団体の方々を訪問し、お話を伺うことができたのも今回の大きな収穫の一つとなりました。デイサービスをはじめ、人と人が助け合って暮らす地域社会を目指すWAC清水さわやかサービスや女性支援を目的とするアイセル21(NPO法人フォーラムしずおか)、女性への暴力をなくすパープルリボンプロジェクトや女性のためのIT初歩研修を行っているSafety First静岡、パソコンを通して女性の就労や子育てを支援しているeLunchといったさまざまな角度から強い情熱をもって市民活動をしている団体を訪問させていただきました。
eLunch松田理事長と
eLunch.jpg
 そのなかで、みなさん共通して仰っていたのは以下の3点についてです。
①目的と熱意を持ちつづけること
目的を明確にすることで、自分たちのもつ熱意を発揮することができ、長く活動を続けることができる。
②つながりを大切にすること
昔と比べ、地域コミュニティが崩壊してしまっている現在だからこそ、人と人、組織と組織がつながりを持ち、連携していくことで安心して暮らせる社会をつくることができる。
③頑張りすぎないこと
WAC清水の鈴木理事長はこれを「身の丈の活動」と仰っていました。ジャンプをしようとするのではなく、背伸びをしながら少しずつ自分たちにできることを増やしていけば確実に成長できる。
また、中部事務所の見学や職員の方を対象としたDV(ドメスティックバイオレンス)研修も一緒に受けさせていただき、現在問題となっている社会問題を実感することができました。
県労福協加藤事務局次長より説明を受ける
県労福協
LSC友の会での実習
LSC友の会
今回お忙しい中お時間を割いて、ご指導してくださった川村事務局長をはじめ、LSCのみなさま、快く訪問を受け入れてくれたNPOの方々に感謝申し上げます。
就労体験だけでなく、信念をもって活動をしている方々に大学では学べないことをたくさん学ぶことができ、本当に毎日が楽しい5日間でした。
今後、就職活動を頑張るのはもちろん、将来先輩方に安心してバトンを渡してもらえるような社会人になれるよう、今回学んだことを忘れずに自分を磨き続けていきたいです。

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