イベント報告
深野裕士さん

新企画:My Life My Way
静岡暖快(団塊)倶楽部 は人生の乗換駅
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深野裕士(ふかのひろし)さん
【福岡市出身。東京の大学で農学部林業科を卒業後、山や林に関係する仕事を求め、製紙会社に勤務。その後静岡の商社に転職、13年間の勤務を経て2005.3退職。専業主夫に。約2年間の主夫業の間に充電し、産業カウンセラーの資格を取得。今年7月より静岡市が設立した静岡暖快(団塊)倶楽部の事務局に就任】
-静岡市が団塊世代を対象とした静岡暖快倶楽部を立ち上げ、事務局として活躍が期待されていますが、このポジションをどうとらえていますか。
充電期間に産業カウンセラーの資格を取り、現場でいろいろな人たちと話ができるので、楽しみです。団塊世代の生き方について、いろいろなお話を伺いながら、一緒に考えていけたらいいと思っています。一過性の活動ではなく、継続性のあるムーブメントにしたいです。
-具体的にはどのような相談に乗ってもらえるのですか。
60歳を迎える人たちは、人生の乗り換え時期にあたるわけです。どこに行きたいのかわかっている人は良いが、わからない人も多い。当倶楽部はその乗換駅としてイメージしていただければ。団塊世代に次はどの電車に乗ろうか、どこに行きたいのか、といった悩みに応える情報を提供したい。そのためには情報を集める事が必要ですからネットワークも拡げてゆきます。
-静岡暖快クラブの事務所が葵区役所15階ということで、一般の方にはわかりにくい、入りにくいという雰囲気があるように思いますが、どう工夫されますか。
すでに訪問者は増えてきていますが、確かにわかりにくいと思います。より多くの方にご利用いただきたいので、案内表示を充実させるとか、WEBの活用によって立ち寄りやすい雰囲気作りをしたいと思います。
-私達ライフサポートセンターしずおかにも言えることですが、「団塊」という言葉を使う時には、どこか男性のイメージがつきまとっているように思いますが。
その通りですね。男性ばかりが団塊の世代なのではない。男性は会社人間から新しい電車に乗り換えるわけですが、女性はすでに自分の道を見つけている人が多いのではないでしょうか。また、団塊ということばで同年代を一くくりにしてしまうことにも無理があるのではないかと思います。
静岡暖快倶楽部としては、元気があって、もっと生活をエンジョイしたい人を応援したい。
-この静岡暖快倶楽部は、団塊の世代を対象に設立されたわけですが、年代を限定せず、若い人にも立ち寄ってもらってはどうでしょう。
団塊世代が会社というワクをはずれたときに、新しいムーブメントが始まる予感がします。それを私達がサポートすることで、より人生を楽しんでいただく。それを次の世代が見て、ああいう生き方があるんだ、と思ってもらえれば良い。そういう意味では、若い世代にも是非立ち寄って欲しいと思います。
-深野さんご自身は、どんなオフタイムを過ごしているんですか。
普段は子供と遊んでいます。最近は、年1回は宮古島に行きます。私達夫婦はダイビングをやっていました。今は子供とシュノーケリングをします。宮古島は海も綺麗だし時間の流れもゆったりしている。心も体も開放されます。昔は海路の拠点で琉球文化の交流点でもあった。文化の多様性も魅力です。
【取材メモ】深野さんはインタビューの間中、穏やかな表情で話してくれました。ご自身が転職や主夫業を経験してきただけに、人生は会社のものではない、という思いが伝わってきました。
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