イベント報告
「消費生活出前講座」実施(静岡)

「消費生活出前講座」実施(静岡)
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 3月19日(金)13:00~静岡市内にあるコープしずおか千代田店コミュニティールームにて、「消費生活出前講座」(主催:静岡県労働金庫静岡県中部県民生活センター、後援:コープしずおか、企画・運営:ライフサポートセンターしずおか中部事務所)を実施しました。会場には15人の方が来場、講師の服部さん(静岡県中部県民生活センター消費生活相談員)の話に耳を傾けました。
 この講座は、振り込め詐欺や催眠商法、インターネットを使った詐欺など、詐欺的商法に引っかからないための注意事項を学ぶためのものです。
 内容は、①消費生活相談窓口について、②契約とは、③金融犯罪について(DVD視聴)、④相談事例紹介、の構成で、
①今年度は中部県民生活センターにおいて昨年12月までで2,095件の相談を受け、インターネットに関わる架空請求の相談が多いことや通信販売に関する相談が多い。
②私たちは様々な契約に囲まれて生活しているので、トラブルに巻き込まれないためには契約について正しく理解することが必要。
③金融犯罪は、振込め詐欺をはじめ、キャッシュカードの盗難、偽造や通帳の売買など、いろいろなパターンがあり、日常の注意と気持ちの備えが重要。
④例えば先物取引で、株など購入をすすめる勧誘電話の後、別の会社からその株を持っていたら売ってほしいという電話がかかってくるなど、「劇場型」と呼ばれる、さも本当らしいと思わせるような芝居がかったものがある。
といった説明がされました。
 講師の服部さんは、こうした詐欺的商法は、次々と手を変え品を変え行われるので、日頃から情報収集したり、相談できる人を持っていることが大切といったアドバイスでお話をしめくくりました。
 困った時は、県民生活センターに相談する、と覚えておきたいですね。

県退職者福祉協議会がお米50Kgを贈呈

県退職者福祉協議会がお米50Kgを贈呈
 静岡県退職者福祉協議会(蒔田延行会長)は3月15日(月)午後、お米50Kgを「生活保護支援ネットワーク静岡」に贈呈しました。同ネットワークは県下の司法書士、弁護士などの有志が集まって、路上生活をされている方や生活保護の申請の対象となる方々を支援する団体で、生活保護相談ダイヤルの運営、炊き出し、夜間パトロールへの参加などを行っています。
 静岡県退職者福祉協議会は、毎年福祉に関わる団体にいろいろな品々を贈呈しています。
 本日は蒔田会長よりネットワークの役員である小林久晃司法書士にお米50Kgが手渡されました。小林司法書士からは、「大変ありがとうございます」と謝意が述べられました。
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シュウカツ(終活)をはじめよう~シニアからはじめる老い支度~

終活をはじめよう~シニアからはじめる老い支度 現代お墓事情~
1月26日(火)、コープしずおかとの共催により、シニアからはじめる老い支度の第4回目『現代お墓事情』を開催しました。今回の講師は、NPO法人エンディングセンター理事長であり、箱根駅伝で有名な東洋大学ライフデザイン学部准教授でもある井上治代先生です。今回も50名以上のお客様にお越しいただき、大変感謝いたしております。
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『お墓』というとその家のシンボルであり『ご先祖様を子孫が守り無縁にしない』という考えがありますが、今は跡継ぎを必要としない自分らしいお墓や葬送を希望する人が増えているそうです。子どもが娘だけ、子どもがいない、単身者、夫と別墓を希望する等、少子化、核家族化による事情はもちろんのこと、息子はいるけれど負担を掛けたくないという親心からでしょうか。お墓をもたない例として、永代供養・合葬墓・散骨・樹木葬等があるそうです。
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また、各国のお墓と葬送についても写真で紹介されましたが、外国では、墓石の形が本やベンチなど形の変わったものや、バラなどの植物を墓石がわりにしたものもあります。日本では、誰でも入れるよう墓石に名字をいれず言葉を彫ったもの(紹介された墓石には“寂”や“我ここに眠る”など)があるそうです。また、自然志向(自然に返る)から、遺骨を直接土に埋め、墓石のかわりに木を植える樹木葬・散骨をはじめたところもありますが、井上先生のエンディングセンターでは、樹木葬(桜葬)を中心にされています。                 
お墓事情1
最後に先生は、『自分の人生をどのように終わらせるか、今から終活(シュウカツ)することが大事。自分の最期は自分ではできないので、遺された人が困らないようにしておくことが一番の思いやり』だと話していました。
来年度もこのシリーズを県内3ヶ所で開催いたします。
日程などの詳細は近日決定しますので、ホームページでご案内いたします。
ライフサポートセンターしずおか
 

東部では初めて脳いきいき講座を開催

東部では初めて脳いきいき講座を開催
 1月23日(土)、ライフサポートセンター東部事務所は三島商工会議所において、東部では初めて脳いきいき講座を開催しました。後援に三島市・三島地区労働者福祉協議会・三島函南勤労者サービスセンター・三島地区退職者共済会の協力を頂きました。
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 介護保険上の推定で2015年には国内で250万人に達すると予測されている認知症は高齢者の関心事の第一に挙げられる問題だそうですが、受講者募集段階から盛況で、当初の60人募集人員枠は昨年の年末で一杯になり、急遽20名増枠し80名をもって締め切りさせて頂いたことからもその関心の高さが伺えます。
志村所長
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 講師は西部方面ではお馴染みの浜松早期認知症研究所の志村所長と浜松人間科学研究所の奥山所長にお願いし、途中「仮名ひろいテスト」などのセルフチェックテストを通して現在の脳の状態を知るとともに、認知症のメカニズムや前頭前野機能の工夫などについて学びました。
奥山所長
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 参加者の皆さん、それぞれ真剣に聞き入っておられ今回の講座をきっかけに、認知症にならない、させない為の生活習慣を見直して元気に過ごすためのヒントがきっと見つかったものと思われます。

静岡大学総合科学教育課程 卒業研究発表会開催

静岡大学総合科学教育課程 卒業研究発表会開催
 1月23日(土)12:30~静岡市産学交流センターにて、静岡大学教育学部総合科学課程消費生活科学専攻の第9回卒業研究発表会が開かれました。LSCも少しだけ聴講しました。
資料
 
 発表者は5つの研究室に所属する大学生18人。それぞれが選択したテーマについて11分間でプレゼンテーション(説明)を行い、3分間質疑応答を行います。発表する学生達は、緊張して臨みます。聴講者も大学生と先生達だけではなく、一般の方や卒業生も混じっており、いろいろな観点から質問が出されるため、発表者は真剣です。
 テーマをいくつかご紹介すると、「プラスチック製容器包装の分別の有効性」、「個人化社会におけるサークルの存続要件に関する研究」、「視覚障害者による講演が大学生の態度変容に与える影響」、「難消化性でんぷん添加が蒸しパン特性に与える影響」など、多岐にわたります。一見文系のようにも見える分野ですが、研究の中には実験を含むものもあって、文理の区別は付けがたいものがあります。
発表会場
 社会に翔く直前の大学生たちの旺盛な問題意識は、これからの社会の礎になるだろうという明るさを垣間見せてくれます。今後も注目したいと思います。

無料法律相談会実施

静岡で無料法律相談会実施
 静岡大学法科大学院とライフサポートセンターしずおかは、12月24日午後、今年度3回目の「無料法律相談会」を静岡労政会館で実施しました。
 相談には12組が来訪。法科大学院生のヒアリングに続き、弁護士との相談と、都合1時間程度をかけて相談するユニークなシステムで、親切に聞いてもらえたと、好評をいただきました。
準備中の法科大学院生たち
法律相談会

消費生活出前講座実施

消費生活出前講座実施
 12月22日(火)、ライフサポートセンターしずおかスタッフの勉強会を実施しました。内容は「消費生活」。講師は静岡県中部県民生活センター消費生活相談窓口で相談を担当されている杉山氏。
 静岡県中部県民生活センターでは、これまでも「消費生活出前講座」を実施しており、今回の勉強会も出前講座をお願いして実現したものです。
出前講座
 内容は、
 ○最近の相談の傾向
 ○インターネット関係の相談増加について
 ○「契約」とは法律的な責任が生じる「約束」のこと
 ○口約束で成立する契約と、しない契約がある
 ○クーリングオフについて
 ○悪徳商法について
 など、盛りだくさん。約1時間半があっという間に過ぎました。
 特に印象に残ったのは、①インターネットを使った個人取引が増えるとともにトラブルが増加していること、②悪徳商法は手を変え品を変え私たちの周りに存在すること、の2点でした。
 日常の消費生活での困りごとは、県民生活センターや市町が開設している相談窓口に相談できることを知っているだけでも安心感がありますね。
 静岡県中部県民生活センターでは、こうした出前講座を要請に基づき行っているとの事。東部、西部にも同センターがありますので、地域で消費生活に関する勉強会をやってみたいと思われる団体の皆さんは、ご相談されてはいかがでしょうか。

親子お小遣い教室開催(伊豆の国市)

親子お小遣い教室開催
於:伊豆の国市大仁市民会館
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  師走に入った12月5日(土)の午後、伊豆の国市大仁市民会館において「親子お小遣い教室」を開催しました。東部事務所では今年度の「子育て層に対する生きがい作りサポート活動」のイベントとして、8月の富士市での開催に次ぐ2回目の開催となりました。
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 当日は、インフルエンザ発症等もあって5組の欠席の連絡がありましたが、師走の冷たい雨天の中10組の元気な親子さんの参加を戴きました。最初はみんな緊張していましたが山川講師の温かく優しい語り口調のゲーム説明とお小遣いの話にホッとしたかのように段々と気持ちもほぐれ、和気あいあいの雰囲気に変わり、あちらこちらで歓声、拍手が沸き起こっていました。今回は1年生、2年生の低学年の児童の参加も3組あり、まだ決まったお小遣いは貰ってないかもしれませんが、一生懸命考えて買い物をしている様子が可愛いらしく、結構しっかりしている姿に感心しました。
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  いま、子供の暴力行為が急速に増えているようで、背景に子供たちの「コミュ二ケーション能力不足」が指摘されています。友達といても個々にゲームの画面を見ているのではコミュ二ケーション能力は育ちません。友達と向き合って、相手の目を見て話し、皆でルールに従って事を進める大切さを教えてあげないといけないと思います。その意味でも、このお小遣い教室は参加した子供さんの目の動きを見ていても有意義なものであったと思います。
  今回は、ろうきん(静岡県労働金庫)から5人のボランティアの方にお手伝いいただきました。ここに感謝申し上げます。

インターネットの光と影実施

「インターネットの光と影」実施
 11月28日(土)10:30より、コープしずおか石田店で、「インターネットの光と影」を実施しました。主催:ライフサポートセンターしずおか中部事務所、静岡県労働者福祉基金協会、後援:コープしずおか、運営:NPO法人e-Lunchです。中学生、高校生の保護者を対象に、インターネットの良い部分、怖い部分についてNPO法人e-Lunch松田理事長より説明していただきました。
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 保護者の知らないところで、子ども達がインターネットを自己紹介の道具として使っている「プロフ」や、子ども達に見せたくないサイトなどの説明があり、インターネットは便利であると同時に使用に当たっては、注意が必要だと説明がありました。
 いったんネット上に載ったものは、世界中から見ることができるという事実を知らずに、気楽に個人情報を自ら載せてしまうことの危険性は、当の子ども達が案外知らずにいることもあるようです。
 インターネットの「光」の反対側にある「影」から子ども達を守るためには、日頃の親子のコミュニケーションこそ大切だと、松田理事長はセミナーを締めくくりました。

自分らしい逝き方

セミナー「自分らしい逝き方」実施
シニアからはじめる老い支度の第3弾『自分らしい逝き方』についてのセミナーを開催しました。
講師は、葬祭カウンセラーとしてマスコミ出演や講演に多忙を極めている日本葬祭アカデミー教務研究室代表の二村祐輔氏です。
なかなか知ることのできないお葬式の話、あっと言う間の2時間でした。
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お話の中で、
①理想の最期
アンケートによると、自宅でぽっくり逝きたいが6割、1週間ぐらい入院して心積もりをしてからが3割。
②お葬式
葬儀と告別式をつけた言葉で、2つのことをしているのがお葬式と言い、2つのことをそれぞれ別に考えることが必要。葬儀は、葬送の儀礼(亡くなった人の魂や遺体などの霊的対応)、告別式は、告別の式典(社会的・対人的対応)、告別式は行わない選択もある。
③お葬式の不安
*費用がいくらかかるのか→2001年東京の事例では、平均¥3,458,600。
*お布施や戒名のランクが理解できない→お布施は、これまで暗黙の了解だったが、金額を直接僧侶に聞く方がよいそうで、『お気持ちで』と言われたら再度聞いてみることが大切
2009_1124_123640.jpg*葬儀として最低限行う、棺に納め(納棺儀礼)→搬送し(出棺儀礼)→荼毘に付す(火葬儀礼)は、¥200,000以内でおさまり、ここを出発点に考えるとよい。また、祭壇の平均額は、¥600,000。
④供養とは
魂をあの世に生まれた子供として、遺されたものがその養育をしていくこと。
名前を付け(戒名)、33歳の大人になるまで面倒をみる(33周忌)が、日頃はお世話の部分を僧侶にお願いしているので、養育費としてのお布施をお渡しする。
最近では、人生最後の締めくくりとして、自分らしい式を行いたいと考える人も増えています。
本日、参加者にお持ち帰りいただいた『私の歩み』というノートは、人生の記録を思い出の写真と共に、葬儀と死後の希望なども記入できるようつくられています。
自分を振り返りことは、これまでの人生の記憶を呼び起こし、自分を再発見できるよい機会となり、今後の人生に広がりをもたせることにもつながります。
自分史をつくり想いを伝える。この1冊が、自分だけではなく、遺される人にとってもすばらしい宝物になるのではないかと思います。皆さんもつくってみませんか。
次回は、2010年1月26日、『現代のお墓事情』ということで、第4弾を開催します。
みなさまのお申込をお待ちしております。
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