イベント報告
埼玉県労働者福祉協議会視察来静

埼玉県労働者福祉協議会視察来静
 12月7日(火)午後、埼玉県労働者福祉協議会より宮本理事長、竹花専務、永田事務局長の役員3名が静岡視察に来訪されました。静岡からは静岡県労福協、福祉基金協会、ライフサポートセンターしずおかが出席し、静岡の現状を説明したあと、意見交換を行いました。
埼玉労福協来静

なぜなる?どうする? 認知症!IN御殿場

なぜなる?どうする? 認知症!IN御殿場
12月4日(土)、御殿場市民交流センター「ふじざくら」に於いて、サポートセンター東部としては今年4回目(三島・伊東・富士に次ぐ)の「脳いきいき講座(なぜなる・どうする認知症!)」を開催しました。
 今回も御殿場市、北駿地区労働者福祉協議会、駿東勤労者福祉サービスセンターの後援を頂き協力をしてもらいました。
 当日は、小春日和の抜けるような青空に七合目あたりまで雪化粧した世界一の富士山を眺望する会場にボランティアでお手伝いいただいた市の認知症キャラバンメイト、地区労福協の役員の方がたを含め、総勢55名の参加者にお集まりをいただきました。
<講演会会場風景>
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 今回は特に御殿場市から大変手厚い後援を戴きまして感謝に耐えません。介護福祉課のはからいで市の「認知症キャラバンメイト」の方々8名の皆さんにボランティアでセルフチェック体験の集計作業を担っていただきました。スムースに集計がはかどり、受講者の皆さんに結果をお知らせする事ができ、ほぼ予定通りの時間で講演会が終了する事ができました。心から感謝いたします。有難うございました。
<セルフチェック体験のサポートをするキャラバンメイトの皆さん>
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 超高齢化国に向かっている日本にあって認知症は一つの社会問題になっています。それだけに関心度が高く毎回沢山の市民の皆さんの参加をいただいております。医学的にまだまだ未解明のところが多い認知症ではありますが、より認知症を理解し、その予防策の知識を得ようと講師の話を真剣に聞き入る参加者の皆さんの眼差しが印象的でした。
 お手伝いいただいた認知症キャラバンメイトの皆さんから、今度は日頃世話をしているケアーマネージャー向けのセミナーを開催してほしいとの要望もありましたので今後検討したいと思っています。

「支える人のケア」開催(静岡)

「支える人のケア」開催
 12月4日(土)13:00~静岡音楽館AOIにて、「支える人のケア」を開催しました。
 主催:ライフサポートセンターしずおか静岡県労働者福祉基金協会
 後援:静岡市保健所静岡県労働者福祉協議会生活協同組合コープしずおか
 この企画は、ライフサポートセンターしずおかが平日行っている「暮らし何でも相談」の内訳のうち、昨年来「心の悩み」が急増していることを受け、何か皆様のお役に立てる場を提供したいとの思いから新企画として準備したものです。
 「心の悩み」と言ってもその内容、原因は様々ですが、私たちは、うつ病や介護が必要な方を支えている方々の中にも悩みをお持ちの方が多いということを毎日の相談の中から気づいていましたので、「支える人のケア」と題した企画とし、かつこの問題に関心のある方であればどなたでもご参加いただけるよう広報しました。
 50名の定員で募集開始したところ、瞬く間にお申し込みが入り、加えて静岡新聞やNHK静岡放送局でも記事や放送で広報にご協力いただき、さらに後援をいただいた静岡市保健所のご尽力で、広報「静岡気分」にも掲載されたため、定員オーバーとなりました。私たちは会場スペースに余裕があることや、何よりこれだけの参加希望者があるということは、この問題が社会のニーズの大きさを示していると考え、開催前日まで受付を続けました。その結果、150名近い方からのお申し込みがありました。
 当日は131名が来場され、第1部は講演「知りたい!うつ病と家族、介護と燃え尽き症候群」と題し、静岡市こころの健康センター精神科医の佐野光正(てるまさ)先生より講演いただきました。
 お話は最近のうつ事情の説明から始まり、概要次のようなお話をいただきました。
参加者で埋まった会場
第一部講演
講師の佐野光正先生
第1部その2
*最近のうつ病事情
1.抑うつ症状
 ・外観上の特徴(元気がない、口数が少ない、笑顔がない等)
 ・精神症状(ゆううつ、せいせいしない、おっくう、疲れやすい、悲観的等)、身体症状(不眠、食欲低下等)
2.原因による分類
 ・身体因性(器質性、症状性、精神作用物質による)
 ・内因性(統合失調症、躁うつ病、内因性うつ病)
 ・心因性(抑うつ神経症、抑うつ反応)
3.治療
 ・身体療法(薬物療法、電気ショック療法等)
 ・精神療法(認知療法等)
 ・ソーシャルワーク(ケースマネージメント等)
4.経過と予後
 ・内因性うつ病は3ヶ月~6ヶ月で治る。治り方はすっと治る。
 ・心因性抑うつ状態は、経過期間は不定で長引くこともあり、治り方ははっきりせず、だらだら続くことがある。
*うつ病の方との接し方
1.怠けたり、たるんでいるのではなく、病気であることを理解する。
2.現在は「地獄の苦しみ」であるが、必ず治ることを信じ、焦らずそっと暖かく見守る。
3.できるだけ負担を取り除き、安心してゆっくり療養できるよう環境を整える。
4.プライドを傷つけたり、削言を失わせるような言動や励ましは慎む。
5.退職や離婚といった人生の重大な決定はせず、治ってからにする。
6.希死念慮や身体面の管理にも注意する。
7.必要に応じ、家族は受診に同行する。
*家族介護後の燃え尽き症候群
1.家族介護後の特徴
 ・疲労、喪失感、空虚感、無力感
 ・目標(役割、生きがい)の喪失
2.燃え尽き症候群とは?
 ・医学用語ではない
 ・抑うつ状態を呈することが多く、自殺の危険性も高い。
 ・専門医に早期受診
*こころの健康づくり
1.こころの健康とは?
  こころの健康の3要素・・・希望、信頼、ゆとり
2.ストレスとうまく付き合う
 ・余分なストレスを作らない
 ・十分な睡眠と休養
 ・レクレーション
 ・気軽に相談
 佐野先生の講演の後質疑を行い、会場からは切実な質問がいくつか出されました。心の悩みを抱えている方の心情やせつない思いをご参加の皆様が共有され、今の世の中でつらい思いをされている方が大勢いらっしゃることを感じさせる場となりました。質疑の後休憩に入りましたが、悩みを涙ながらに話された方の元には、複数の方が歩み寄り、やさしく声をかけてられていたことが大変印象に残りました。
 15分間の休憩の後、音楽鑑賞「生演奏で癒しの時間」が始まりました。
稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブルによる生演奏
生演奏でいやしの時間
 演奏は「稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブル」の3人。ピアノ、バイオリン、コントラバスによるプロの演奏家集団です。同アンサンブルは、クラシック音楽を多くの人々に楽しんでもらおうと、年間140回もの演奏活動を行っており、出張演奏が各地で人気を呼んでいるそうです。今回の生演奏は、心の悩みを音楽の生演奏で少しでも癒していただこうとの趣旨でお願いしたもので、リーダーの稲木さんの軽妙なトークと、素晴らしい演奏で、1時間はあっという間に過ぎました。
 会場の皆様の表情が和んでいく様子を見ることができて、主催者としてはうれしい限りでした。
稲木良光さん on contrabass
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平井ひとみさん on piano
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西川菜穂さん on violin
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 演奏が終わり、お帰りになる皆様から、「今までにない企画で良かった」、「こういう企画をどこかでやって欲しいと思っていた」、「また開催して欲しい」など、多くの方からスタッフにお声をかけていただきました。
 
 ライフサポートセンターしずおかでは、今回の催しでいただいたアンケートを集約し、今後同様の企画をさらに展開していくかどうか、検討して参ります。
 ご参加の皆様、本当にありがとうございました。
 ライフサポートセンターしずおか

藤枝で脳いきいき講座実施

藤枝で脳いきいき講座実施
 11月27日(土)、ライフサポートセンター中部事務所はサンライフ藤枝において、脳いきいき講座を開催しました。共同主催は静岡県労働者福祉基金協会。後援として藤枝市介護福祉課、(財)藤枝市勤労者福祉サービスセンター、藤枝地区労働者福祉協議会のご協力を頂きました。特に藤枝地区労働者福祉協議会からは4人の方が応援に来てくださいました(亀山副会長、松下副会長、小林幹事、松島事務局次長)。参加された方は57人でした。
 講演の講師は、日本早期認知症学会理事長・株式会社創生生体工学研究所代表取締役の志村孚城氏と、浜松人間科学研究所所長の奥山惠理子氏。
講演する志村先生
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 認知症についてはまだ他の病気ほど解明が進んでいないそうです。認知症が疑われる場合、まずその他の病気ではないかを医師に診断してもらうことが重要、とのことです。また、認知証には老化廃用型とアルツハイマー型があり、今回取り上げるのは老化廃用型で、主に脳の機能を使わないことで起こるものだそうです。特に、前頭前野関係の認知症を予防するためには1.生きていく意欲を持続させること、2.できるだけ自立した生活を送るよう心がけること、3.人間との交流を大切にすること、が重要だとのことです。
 講演の合間には、一定時間内に物語を読んで特定のかなを見つけ、かつストーリーを記憶する「かなひろいテスト」や、「漢字色別テスト」が行われ、皆さん真剣に取り組んでおられました。
漢字色別テストの解説
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 今回の講座をきっかけに、認知症にならない、させない為の生活習慣を見直して元気に過ごすためのヒントがきっと見つかったものと思われます。
来場された参加者の皆様
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今からはじめる老い支度 現代お墓事情

今からはじめる老い支度 現代お墓事情
11月18日(木)、ライフサポートセンターしずおかコープしずおか、静岡県労働福祉事業協会共同主催の「今からはじめる老い支度4回目『現代お墓事情』」を静岡労政会館にて開催しました。今回は、NPO法人エンディングセンター理事長、東洋大学教授でもある井上治代先生を講師に、53名の方にお越しいただきました。
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5年前までは女性が興味深く聞いていた『お墓の話』。この3年、団塊世代が親を送るようになってから、週刊誌で特集を組むと、その週はよく売れるのだそうです。これまで見向きもしなかった人が注目していると言えます。
家制度が基盤であった戦前、旧民法の家督相続により、お墓は代々受け継がれ守られてきましたが、戦後、民法の改正で財産権相続権は平等に、また、高度経済成長とともに家族のかたちもかわりました。家族のライフサイクルも、子ども中心の時代から晩年は夫婦二人、最晩年はどちらかが亡くなり独居となります。介護も昔は家族がやるものでしたが、今は社会化されており、お墓についてもそれまでのシステムを見直し、新しいお墓の在り方や死者供養の社会化を考えなければならない時代になりました。
近年、自分らしさや各人の事情により、跡継ぎを必要としないお墓を選ぶ人もありますが、子供がいても負担をかけたくない、子供が娘だけという人も意外に多いのだそうです。お墓をもたない例としては、永代供養や合葬墓、散骨、樹木葬等がありますが、1980年代は全国4箇所だけであったものが、2000年に入ると600箇所にも増え、横浜市が行政初として、市内日野公園墓地に合葬式墓所を作ったとのことです。既に、跡継ぎ制が機能しなくなる時代が来ており、しばらくすると主流になるのだろうと先生は言います。
井上先生は、アジア圏内のお墓や葬送についても研究し、その一部を写真で紹介されました。
外国では、墓石がベンチ形、バラ、サルビア等の植物を墓石がわりにしたもの、日本では、誰でも入れるよう墓石に名字を入れず言葉を彫り、自然志向(自然に帰る)から、遺骨を直接土に埋め、墓石のかわりに木を植える樹木葬や散骨をされているところもあります。井上先生のエンディングセンターでは、樹木葬(桜葬)を中心に行っています。静岡県内でも、樹木葬や自然葬、散骨をはじめたところがあります。(お問い合わせは、コープしずおか葬祭サービスまで)
どのような形であれ、『今の自分にとってやりやすい方法でお祀りすることが大切です』と締めくくりました。
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ライフサポートセンターしずおか

今からはじめる老い支度(沼津)第3弾「自分らしい逝き方」開催

今からはじめる老い支度(沼津)第3弾「自分らしい逝き方」開催
 ライフサポートセンターしずおかコープしずおか、静岡県労働福祉事業協会共同主催の「今からはじめる老い支度(3)、『自分らしい逝き方』」が11月17日(水)午後、沼津労政会館にて開催されました。56名の方が参加されました。
 今回の講師は、日本葬祭アカデミー教務研究室代表、二村祐輔氏です。
講師の二村氏
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 講演は、葬儀とは本来何なのかという説明から始まり、葬式という言葉が葬儀と告別式を合体させたものである、との解説がされます。葬儀は遺体の処置と近親者による送りの儀式であり、告別式は対外的なお別れの会であるとのことです。この区別が、葬式に関わるお寺や葬儀社の中でも必ずしも十分理解されているわけではないとの事。
 従って、この仕組みを知れば、自分らしい葬儀や告別式を考えることができ、葬儀社任せで多額の費用をかけなくても心のこもったお葬式ができるそうです。
お葬式を学ぶことの大切さ
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 日本消費者協会が平成19年発表した資料によると、お葬式にかかった費用は全国平均231万円。東京都では2001年調査で345万円も費用がかかっているとの事。さすがに現在では、2010年の全国平均で199万円に下がったそうですが、それでも多額な費用がかかっています。
 お葬式に関するポイントは3つあるそうです。
 1.葬儀社選び(事前相談)
 2.お墓の継承(祭祀・供養)
 3.意思の伝達(遺言・相続)
お葬式に関する3つのポイント
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 このポイントを、生前元気なうちに考え、親族とも相談しておくことが、自分らしいお葬式を行い、かつ多額の費用をかけないためにも大切だということです。
 また、自分の意思を整理し、伝えるために「エンディングノート」を利用することも良いとの事です。
大勢の方が参加された会場
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三島で「インターネットの光と影」開催!

三島で「インターネットの光と影」開催!
 この度、三島市が静岡県子ども・若者育成支援強調月間協賛事業の一環として開催した「平成22年度三島市青少年健全育成セミナー」の協力団体として講師派遣を中心に主なコーディネイトをライフサポートセンター東部で担当させていただきました。
 2010年11月12日(金)午後3時から三島市民生涯学習センター3階講義室に於いて行い、講師は我々の連携先でお馴染みの「NPO法人イーランチ松田直子理事長」にお願いしました。
 
 三島01
 ライフサポートセンター東部は今年度の生きがい作り活動の視点を、子育て層向けと団塊世代以上層の二つの層をターゲットにテーマを絞り、取り組みを進めております。
 その一方の子育て層向けのテーマを今日社会的な問題にもなっている「インターネットと青少年の関わり」に焦点をあて、子どもに携帯をもたせる親の責任として、また大人社会の責任として昨今の実情を踏まえ、子どもたちを被害者にも加害者にもしないためにネット犯罪から守るための対策が必要であると考え、これまでも東部地域の各市、町でセミナー活動を展開しているところです。
 今回、三島市の生涯学習課にこういう趣旨で共同開催の申し入れをさせていただいたところ、11月に予定されている教育委員会・青少年健全育成会主催のセミナーの目的、趣旨にマッチした企画として実現出来たところから協力団体としてお手伝いさせていただいたところであります。
三島02
 今回のセミナーの趣旨は、地域社会の一員である大人としての自覚と責任を持って青少年と関われるように、家庭、学校、職場、地域社会、及び行政が一体となって青少年健全育成運動に取り組んでいくものであるとし、参加者も健全育成団体の関係者、中高教育関係者並びに保護者、自治会関係者と幅広く、年配者の方々も多く参加されておられました。
 それだけに、松田講師のDVD映像を交えてのありのままのインターネット上の子どもたちの世界の現状をショックに感じられた方も居られたようでしたが、明日からの健全育成活動の糧となる好い話を聞かせていただいたとの感想も聞かれました。

アイセル21で「女性に対する暴力をなくすキャンペーン」実施中

アイセル21で「女性に対する暴力をなくすキャンペーン」実施中
 アイセル21では、現在「女性会館発!パープルリボンプロジェクト」と連携して、「女性に対する暴力をなくすキャンペーン」と題し、キルトとパネル展示を行っています(11月25日まで)。
 写真正面に見える布地に来館者がパープルのリボンをピン止めします。パープルリボンで大きなパープルリボンを完成したいとのことです。皆さんもアイセル21に訪問の際には、2Fにてリボンのピン止めをどうぞ。
アイセル21

NPO法人WAC清水さわやかサービス、設立15周年を祝う

NPO法人WAC清水さわやかサービス、設立15周年を祝う
 11月14日(日)、NPO法人WAC清水さわやかサービス(以下「WAC清水」と略)が設立15周年を祝う「感謝のつどい」を開催しました。WAC清水は1995年清水市(現静岡市清水区)に誕生、「困ったときはお互い様」の精神で、助け合い活動と介護保険事業を柱として活動しています。具体的には介護保険事業の在宅支援・通所介護、子育て支援、移送サービス、給(配)食サービス、お泊まりサービス、家事援助サービスなど多岐に渡っており、地域の中での存在感を年々高めてきました。
 地道な活動を続けて15年。その歩みを祝う感謝の集いには100人余りが参集。にぎやかにお祝いをしました。
あいさつする鈴木理事長
理事長あいさつ
 プログラムはWAC清水らしく、来賓挨拶は短時間で終了。マグロの解体ショー、WAC清水スタッフ有志による演芸、プロのバンド演奏、マジックショー、参加者を巻き込んだゲームなど、楽しいイベントが続きました。
WAC清水スタッフ有志による花笠音頭
花笠音頭
「石間俊之とブルーセブン」による生演奏
Blue seven
脳トレゲーム「いくつ書けるかな」
脳トレ漢字
 この中で特に印象に残ったのは、「WAC恒例尻相撲」。対戦する二人が阿波踊りを踊って土俵に上がり、行事のかけ声で尻相撲を行うというもの。LSCも”力士”に選抜されましたが、初戦であえなく敗退。しかし相手の方はその後も勝ち抜き、結局優勝されました。
 清水の地に根付いたWAC清水の活躍に、今後も期待申し上げます。

YEC、若者支援などに関する講演会・ワークショップを開催

YEC、若者支援などに関する講演会・ワークショップを開催
 YEC(Youth Empowerment Committee 若者エンパワーメント委員会)は13日、「ゆう杉並における若者支援の取り組み~大人と若者が歩み寄る社会~」と題する講演会と、「静岡をもっと良くするためには」をテーマとしたワークショップを行いました。YECのメンバーと、外部からの参加で30名弱が集まりました。
司会の宮崎さん
司会の宮崎さん
YECについて説明する両角代表(左)と高林さん
YECを説明する両角さんと高林さん
 YECは静岡県立大学の学生のサークルで、その設立の趣旨は下記の通りです(YECパンフレットによる)。
 YECは、若者が社会のメンバーとして「この社会をよりよくしていけるんだ」という自信を持っている状態、社会の中で「こうありたい」という自分を実現させている状態、そしてそれを通じて、若者が社会のチカラになっている状態を実現することを目指して、静岡県立大学の学生と教員を中心に2009年に発足した学生団体です。
 さて、本日はまず、東京都杉並区の児童青少年センター「ゆう杉並」の片山隆司氏より、「ゆう杉並における若者支援の取り組み~大人と若者が歩み寄る社会~」と題する講演をいただきました。
講演する片山氏
講師の片山さん
「ゆう杉並」は、区内に数多くある児童館の中でも、「中高生」を主な対象としているユニークな施設です。開館にあたっては、中高生を交えた「建設委員会」で設備内容などを話し合い、開館後も「中高生運営委員会」が運用について協議しているそうです。こうした経過から、館内にはホール、スタジオ、ミキシングルーム、工芸調理室、体育館などを擁しており、中高生が使いやすいように工夫されています。また、中高生による自主企画など、利用者自身が主役となって作り上げる場となるよう職員の皆さんがサポートされています。大学生がボランティアとして中高生の身近な話し相手になる「ピアサポート」事業も行われています。職員の皆さんが留意しているのは、子供達の力量に合ったサポートをすること。サポートする年代やタイミングが重要なポイントとなるということです。
会場風景
会場風景
 片山氏の講演に関し、会場からの質問時間が設けられ、丁寧な回答がされました。
 次に、ワークショップとして、「静岡をもっと良くするためには」をテーマにグループ討議が行われました。前段で、付箋紙と模造紙を使ってフリートーキングを行い、最終的に簡単な企画書を作成します。大学生、高校生や社会人が入り交じったブレインストーミングに近い形です。各グループに入ったYECのメンバーが、手際よく出されたアイデアをまとめて行きます。
 あるグループは、「修学旅行は静岡へ!!~スッピン静岡がおでむかえ~」というタイトルで、修学旅行を静岡に誘致し、大学生を中心としながらも、地域の人々を巻き込んだ受け入れを行うという企画を作り上げました。学校を開放して宿泊先とし、そこに地域の人たちが料理などを持ち込んで歓迎するという斬新なアイデア。
修学旅行は静岡へ!!
静岡をもっと良くするには
 こうして終了となりましたが、大学生の皆さんの考えの柔軟性とパワーには学ぶところが多くありました。外部からの参加者がエンパワー(力づけ)される、楽しい機会でした。感謝。

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