グループ・DO動来訪
5月14月午後、「グループ・DO動」(ドゥドゥと読みます)とNPO法人静岡県男女共同参画センター交流会議から、お客様が来訪されました。大澤さん、秋野さん、鈴木さんの3人です。独自に調査した「サラリーマンは定年退職後をどのように暮らしているか-60代男女の生活時間調査-」の結果報告をしていただきました。
この調査は、すでに静岡新聞で紹介されたので、ご覧になった方もあるかと思います。
定年退職した60代の男女で現在フルタイムの仕事をしていない方の二日間の行動を15分単位で記録してもらい、148名からの回答を集計・分析したものです。
結果の要約はライフサポートセンターHPをご覧いただくとして、大澤さん達が特に注目した分析結果は、次のようなことだそうです。
・社会参加に必要なものとしてのトップは「意思」であること。
・社会参加に費やす時間は午前が多く、趣味は午後が多いこと。
・社会参加に費やす時間は1日1.5時間程度であること。
・定年後の年数によって、男性は3年以内は趣味・運動が多く、3年超9年以内は社会参加が多いが、女性は年数による変化が無いこと。
・男性に比べ、女性の労働時間が多いこと。
・男性は食事の時間は活動していないが、女性は食事の時間も活動を完全に休止していない傾向があること。
・働く女性は退職後年数を経ても、社会参加時間が増えていないこと。
DO動では、オープンな場、あるいは企業研修などで今後発表の場を多く持つことで、多くの人に問題提起をしたいとしています。ライフサポートセンターしずおかとしても、行政の団塊世代対策についての調査を行ったばかりであり、活動の柱である「生きがい作り」にも関わるので、共同の発表の場を持ったり、地域と団塊世代等のマッチングなどについて、連携しながら活動して行きたいと考えています。
左から秋野さん、大澤さん、鈴木さん(ライフサポートセンターしずおか事務所にて)
My Life My Way
つるし雛に魅せられて
大岩且江さん
【グリーン友の会静岡地区副会長の大岩さん。2002年10月から、月1回のペースで、グリーン友の会のメンバー35人につるし雛の作り方を教えています。もともとひな祭り、女の子のお祭りのためのものですが、大岩さんは、端午の節句用にご自分で考案したつるし雛も早くから作っているとのこと。そこでご自宅に訪問し、お話をうかがいました】
-つるし雛を知ったのは、いつごろですか。
もう11年ほど前になります。伊豆の稲取でつるし雛祭りを初めて見て感動し、以来ずっと作り続けています。
大岩さん作成のつるし雛。掛け軸も大岩さん作です
-稲取のつるし雛には、どんな由来があるのですか。
おばあちゃん達が、孫の成長を祈って作ったものだそうです。
近くで見ると、その美しさが良くわかります
つるし雛は、「雛のつるし飾り」というそうで、桃の節句の雛壇の両側に、はぎれで作ったぬいぐるみをつるす風習だそうです。つるす飾りには、それぞれ言い伝えがあり、「猿—厄が去る」、「巾着—お金に不自由しない」、「枕—寝る子は育つ」といった具合。110種類にも及ぶそうです。
大岩さんオリジナルの端午の節句用つるし雛
-作ったつるし雛を展示する機会はありますか。
自宅で教えているグループは、静岡市役所市民ギャラリーで年1回発表しています。グリーン友の会のグループは、総会の場に展示しています。
-材料を用意するのが大変そうですが。
それも楽しみのうちの一つです。端切れや、古い着物の絵柄を使って作ります。いくら作っても飽きませんね。
男の子用には兜も
-この小さなつるし雛はご主人の作品だそうですね。かなり細かなところまで作られていますね。
粘土を材料に作っています。男性も粘土なら取っ付きやすいのではないでしょうか。
そうですね。費用もかからないし、おすすめです。
ご主人作成のつるし雛
-今後の夢をお聞かせください。
つるし雛作りをずっと続けて行きたいですね。人が集まってくれるのがうれしいんです。
【取材メモ】ニュースで稲取のつるし雛を見たことはありましたが、本物を見るのは初めて。「這い子人形」や「座布団」など、ひとつずつが見ごたえがあり、かつ一対になったつるし雛全体が、伝統とモダンさを備えたような魅力があります。大岩さんオリジナルの端午の節句用のつるし雛には「刀」、「凧」、「矢車」など男の子らしい飾りと派手さを抑えた色調で、雰囲気満点。
男性も粘土で挑戦してみると面白そうです。定年後の生きがい作りの一つにもなるのではないかと思いました。
勤労者美術展終了。ライフサポートセンターしずおか会長賞に、島田市の園田みどりさん
4月25日~29日まで、静岡市内グランシップにて開催されていた勤労者総合美術展が終了しました。最終日は午後4時より受賞者表彰式が行われ、ライフサポートセンターしずおか会長賞には、島田市の農業、園田みどりさんの作品「春。巡り巡る」が選ばれました。
レンゲ畑の中に、小さな女の子が二人描かれている作品です。
園田みどりさんと、作品
選者の先生の評は、「スナップ写真を参考にしたような作品であるが、その追求力と描写力の集中力は見事である。色や表情もものを言うだけの表現力を持っている点評価します」となっています。
表彰式の後、園田みどりさんにお話を聞くと、左側の女の子は自分の子どもが小さい頃を描いたもので、右側の女の子は、園田さんにとっての初孫の今の姿を描いたものだそうです。つまり、二世代の子どもを同じ絵の中に描いたということで、「春。巡り巡る」というタイトルも、お花畑と併せて二重の意味が含まれていたんですね。
園田さんおめでとうございました。
表彰式の様子
連合静岡 東部ブロックでは、5月28日(水) 18:30より、ホテル沼津キャッスルにて
労働契約法・パート労働法改正無料セミナーを開催します。
詳しくはライフサポートセンターしずおかホームページでご案内中です。
下記をクリックして下さい。
https://www.lsc-shizuoka.com/event/detail.asp?cd=4
4月18日、静岡県労働者福祉基金協会が、県下NPOをサポートするために行っている事業「NPOパートナー委員会」が、開催されました。メンバーは日詰委員長(ライフサポートセンターしずおか会長)を含む8名。東部・中部・西部からのNPOの代表者や静岡県県民部県民生活室、静岡県労福協からの参加に加え、今回から当ライフサポートセンターしずおかが委員として加わりました。また、オブザーバーとして静岡県労働金庫も参加しています。
協議内容は、昨年度NPOプレゼント講座の総括と、新年度の計画。NPOが抱える悩みなどに対応するために、どのような講座を実施すれば良いのかなど、率直な意見交換がされました。
ライフサポートセンターしずおかは、こうした活動に対し、新しいホームページなどを使った広報などで、今後協力して行きたいと考えています。
会議の様子
ライフサポートセンターしずおかのホームページが完成しました。
是非、ご覧下さい。
アドレスはこちら
https://www.lsc-shizuoka.com/
調査報告書「地方自治体による団塊の世代対策の現状と課題」を受理
昨年度調査活動として、ライフサポートセンターしずおかが、大学生達に委託していた調査結果がまとまり、3月28日に受理しました。タイトルは、「地方自治体による団塊の世代対策の現状と課題」~WEBサイト分析とアンケート調査を中心に~。
この調査は、団塊世代に関して静岡県下の地方自治体がどのような取組みをしているかについて、ライフサポートセンターしずおかの委託に基づいて、静岡大学教育学部4年生上西輝美さんと1年生匂阪えりさんが行いました。
結果の概要としては、団塊世代に特化した取組みは限られた自治体のみで、他は一般の住民対策に含まれていたり、研究中であったりするところが多く、まだ本格化していないというものでした。
ライフサポートセンターしずおかでは、今年度この調査を元に報告会や報告書の製本・配布を検討し、今後の活動に生かして行きたいと考えています。